星崎レンスターズ [神慮の機械外郭]

サークル「神慮の機械」装丁人兼雑文係・10年来の同人二次小説屋の星崎連維が共和国の下僕として作品や同人話をしてます。なかみはようかん。

サークル「神慮の機械」10年来の同人二次小説屋にして装丁人の星崎連維/維如星が共和国の下僕として作品や同人話をしてます。なかみはようかん。

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昨年冬コミC93の担当装丁一覧&雑記

だいぶ遅くなりましたが、昨年末冬コミC93で担当した装丁を「装丁仕事一覧」に追記しました。
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f:id:rennstars:20180204135730p:plain:w200:rightまずは渡辺零さん渡辺書房のデレマス×ガンアクションドラマ(原文ママ)のOrdinary346シリーズの第2巻、3巻にて。
こちらは既に1巻でシリーズロゴと帯デザインという基本方針が確定した上での装丁でしたのでちょっとヒネりを出すのに悩みましたが、特にフレちゃんの3巻については、ガンアクションの雰囲気からメリケンっぽさを展開する星崎お得意の「困ったら英字!」のご許可を渡辺さんからいただき、シリーズ感を出しつつマンネリも回避できたかなーと思ってます。

f:id:rennstars:20180204135836p:plain:w200:rightこの手の英語ロゴ、やりすぎると「読者がパッと見で分かりづらい、意味が通じにくい」等のデメリットもあるのですが、そこは死ぬほどわかりやすいKILL!さえ伝わればいい!という判断であのデザインになっています。まぁ殺すよね。KILLよね。KILL EACH OTHERよね。伝わって、いましたかね?(汗)


f:id:rennstars:20180204140016p:plain:w200:right続いてはこれまたシリーズ続巻、はづきちさんCappuccino Laboratory.のなのは小説本、Future Memories
こちらは代々LO風デザインを踏襲しており、既にどれがタイトルだか分かりやすく明示するのは放棄しているシリーズでもありますw
(みなさん煽り文の日本語の方をタイトルだと思われるようですが、実は英語の方だったり……!)

f:id:rennstars:20171111001700p:plain:w200:right冬コミ前の11月に同じシリーズでちょっと凝ったタイトル打ちをしたこともあり、今回はあえてシンプルに仕上げました。実はこういう方が難しいんですよねぇ……|;・∀・| こういうデザインに挑戦するたびに、構図やレタリングを大胆にいじっても圧倒的に「LO!」というシリーズ感を堅持できてるご本家の偉大さを知るのです……。


f:id:rennstars:20180204141157p:plain:w200:rightで、肝心の自分のところ、「神慮の機械」新刊はこちら。
ただ、昨年冬コミは色々あって直前まで本が出せるかどうか不確定なところがあり、いつもイラストをお願いしているもでさんとも相談し、イラスト自体はモノトーンでお願いすることに。今回はドシリアスで重たい話なので、むしろこれくらいのインパクトがある方が良いだろうという判断でもありました。ちなみに一応バスターカードモチーフだったり。

……実際、最終的に何とか本を出そうとしていたらまさかの締切直前風邪ぶっ倒れ。これは流石に完璧に落としたかと思ってたんですが、最後の手段「あえて寝る!(寝て起きたら治っている事に賭ける)」でかろうじてラストランをキメての入稿でした……。ハイ、二度とやらないよう気を付けます……_(:3」∠)_


ちなみにFGOということで久々の1日目参加、終えてみると毎度サークル参加していた3日目に何も本が出ないのは寂しい、と喉元過ぎればなんとやらを完全に体現し、キッチリ9時間で執筆から製本まで完了させ友人の3日目君望スペース「有栖山公園」さんにお邪魔して発行したのが下のマブラヴオルタ本です。先日別途告知もしていますが、よろしければこちらも合わせてご覧ください。
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さーて、夏コミはどうしますかね……。

冬コミC93突発本「ラスト・ストーリィ 人類種最後の希望/量子電導脳の亡霊」公開

昨年冬コミC93にて突発発行しました、マブラヴ・オルタネイティヴ二次創作小説コピ本「ラスト・ストーリィ 人類種最後の希望/量子電導脳の亡霊」をWeb公開しました。
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f:id:rennstars:20180129172615j:plain:w120:rightあれから1ヶ月ほど経ちましたし、現地では午前中で完売してしまておりましたので、間に合わなかった方、冬コミに来れなかった方など、この機にオルタネイティヴ・ストーリィ「最後の物語」をお読みいただければ幸いです。なお蒔島先生によるコミカライズの最終巻に収録されたラストエピソードが前提ですので、未読の方は是非そちらを先にお読みいただくと十全にお楽しみいただけると思います|・∀・|

前書きでも触れましたが、最後にオルタで本を出したのが2015年8月。実に2年半ぶりのオルタ小説でした。昨年2017年は、連載開始当初「本当に最後まで描き続けられるのか」と高い壁を見上げてようなオルタのコミカライズが遂に完結した年でもありました。その単行本最終巻に載った吉宗先生肝煎りの「オルタの未来像」を読み終えた時、改めてオルタという作品の時代性にしみじみと感慨に浸ったのを覚えています。

最近コミケではオルタ以外の作品で書いていますが、たまたま参加日が1日目になった事で「3日目に何も出さないのは寂しい」などとうっかり呟いたら「オルタ本! オルタ本!」の声を複数個所から受け、そうだコミックも完結したし、アレの話なら……と一念発起、実質ではなく本当にきっかり9時間で執筆からコピー製本まで駆け抜けて突発本発行に到ったわけです。サンクス現代のコピ本製造マスィーンKinko's

現地では久々にお会いするオルタ時代のファンの方などにも直接本をお渡しできて楽しい限りでした。ただまぁ一方で、コミック前提かつオルタのSF面全開な話でもあったためか、あまり感想等がいただけず寂しい思いもしておりました( ´・ω・`) これを機会にコメント等いたただければ即ふぁぼです。マジで。


f:id:rennstars:20180128131245p:plain:w120:rightそれにしても、自分がマブラヴの前作である「君が望む永遠」に転んで二次創作小説を書き始めたのが2001年。順当にマブラヴからオルタにハマり、そして忘れもしない2008年初頭、直前の冬コミで右の本を装丁したことから(なんと自前の本ですらねえw)、公式ご本家から声を掛けて頂いて「メカ本」の制作に参加。そこからあれよあれよと言う間に公式でダイバーズやデイアフターのシナリオ書いたりHobby JapanでTSFIAの連載を担当したりと、文字通り自分の十年間の人生を大きく楽しく変えてくれた作品でした。

ギャルゲの時代、とでも言うべき90年代後半から2000年代もすっかり遠くなってしまいましたが、言うなればそのギャルゲがまぶしく輝いていた最後の時代に、公式側の片隅で時代の果実をたっぷり味わわせていただいたのは本当に幸福だったと思います。今であれば「即売会で編集が声を掛ける」「なろうから出版」など割と身近になりましたが、コンタクトを戴いた当時は「これは2ch住人の釣りでは?」と真剣に疑ったほどでw、何と言うか、あの時代の同人小説作家の「一つのオタクドリームルート」を最後に辿らせてもらえたなーという気持ちです。オタク人生の実績、いっぱい解除したからな!

もちろん公式側に立つ、というのは責任と気苦労も背負い込むことにはなりました。世評から叩かれやすいギャルゲという媒体の特性もあり、自分の発言が公式の一部と取られてしまう事態に最初は戸惑いもありました。が、まーもう看板の下に入ったからにはそれは仕方の無いことで、個人的にも、「作家名」は「看板」なのだから(暴露された類の話ならまだしも)自ら作家名でSNS発言しておいて「発言と作品は無関係です」は通じないよなーと思っている方ですので、twitterで今でいう「裏アカ」を始めたのもその辺りが理由でした。

あれから十年。最後にシナリオ担当させていただいた「ラスト・ダイバーズ」からも4年半が経ち、そろそろこの二重状態を解消してもいい頃合かなということで、まずは今回、オルタ外の活動名義である星崎連維(@rennstars)側へのtwitterアカウント統合とさせていただきました。今後、またオルタで(あくまで同人として)何かを書くことがあってもこちら側での告知となるかと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

オルタ知ってる人も少なくなってきた今、またオルタで本なりWeb小説が出るかどうかは貴公らの応援の声がマジ頼みだからな! 頼むやで!!!

同人誌装丁仕事一覧を更新しました

遅ればせながら、星崎連維(一部維如星)にて担当させていただいた同人誌の代表的な装丁一覧を以下のページにまとめてみました。ヘッダの「装丁仕事一覧」としてリンクも張っています。ご依頼時のご参考までに。
rennstars.blackcats.jp
あまりに古いものは除外しましたが、しかしまーこうして並べてみるとちょっと感慨深いものがありますね!
f:id:rennstars:20171111224112p:plain:w240:right同人誌の装丁は当然、元々は自サークル用で始めたものです。元々女性向け同人誌をよく読んでいたので「装丁へのこだわり」は同人を始めた頃からそれなりにありましたし、またタダでさえ手に取られにくい小説同人誌、とにかくまずは顔となる表紙の「品質」を上げるよう心がけてはいました。

その後、マブラヴオルタ系の小説本を出し始めた頃から、半ば一次創作に近い≒概要をしっかりと説明しないと立ち読みいただいても内容が分かりづらくなってきた点を補うべく、ぱっと見の内容情報量を増やすため商業小説のような「帯」を採用。これがきっかけで商業小説本の装丁を強く意識することになり、単に「同人誌の表紙を作る」というより、「表紙を装丁する」という感覚が強くなってきた気がしますねー。

(ちなみに帯装丁は今でこそ色々な小説サークルさんが使われていますが、私が始めた頃はまだまだ同人誌では少なく、書店のラノベ平台周りを小一時間うろうろとにらみ続ける胡散臭い客となって(ホントすいません)試行錯誤をしていたのを良く覚えていますw)

商業本っぽさ、という基本基調こそどのサークルさん向けでも変わらないものの、それぞれのジャンル傾向に合わせていく過程で多少は芸風の幅も広げられたかと思っています。こういう形で装丁を担当させていただけたサークルの方々、本当にありがたい限りです。

ともあれ、この冬コミにも向けていくつかのサークルさんで装丁を進行中です。今後ともよろしくお願いいたします!

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