星崎レンスターズ [神慮の機械外郭]

サークル「神慮の機械」装丁人兼雑文係・10年来の同人二次小説屋の星崎連維が共和国の下僕として作品や同人話をしてます。なかみはようかん。

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はてなダイアリーのサービス終了と「如星的茶葉暮らし」について

はてな側でアナウンスされましたように、はてなダイアリーのサービスが終了するようです。

はてなダイアリーからの移行のご案内と、よくある質問について - はてなブログ開発ブログ

今ご覧になっている「星崎レンスターズ」へとブログ機能を移転する以前、本館「神慮の機械」にて書いていたWeb日記「如星的茶葉暮らし」もはてなダイアリーサービスを併用しておりましたが、元々「併用」とあるように、通常の手書きWebページとはてダを同期させて書いておりました。よってはてダ側が消滅しても本館での日記を参照可能ですので、はてダサイドの「如星的茶葉暮らし」は特に移行等は行いません。 サービス側によるはてなブログへの自動移行で謎URLがつくのも嫌ですので、はてダ側の記事は先行して全削除いたします。

今後、昔の記事でも掘ってやろうという際には http://luxin.blackcats.jp/diary/ の方からご参照ください。

あちらは古き良きインタルネッツ時代の手打ちHTML、標準的なブログ系の機能が使えずナビゲーションが面倒になるなどご不便をお掛けいたしますが、あくまで過去ログとして残っていさえすればよい、という類の代物ですので、ご理解いただければ幸いです。

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というわけで、アディオスはてなダイアリー。これも確かに一つの時代でした。

自分は元々1996年頃から「Web日記」を書いてきたのですが、逆にその時代に「手打ちHTMLを支援する数々のエディタや自作スクリプトに、FTPクライアントによる自動同期」などを思い切り整備してしまったせいで、この手のオンライン日記サービスが出てきてもなかなか移行できずにいたんですよ。しかも単に楽になるだけじゃなく、コメント関連機能やスター(いいね!の走りだよなこれ)、トラックバック(こっちはもう死語だ!)などコミュニケーションを促進する機能が増えていったのに乗り切れなかった、という。

これって実は「パソコンができる人」「ネットサービス使い込んでる人」の割とあるあるで、前世代で作り込んでしまったが故に次の世代に乗り切れず、流石に「次の次の世代」になって耐えきれずに移行する、そしてそこでまた牙城を築くので同じことの繰り返し……と、必ず1世代飛びで身の回りの環境が進んでいった面がある気がします。

だもんで、実は「はてダ」も自分的にはその辺の妥協の産物で、本格的な移行は「オンライン日記」が「ブログ」になって以降のはてなブログだったのです。しかもその頃には既にブログというもの自体が(少なくとも)コミュニケーションの場としては衰退しはじめていた頃で、まーご覧のとおり本サイトも完全にただのイベント告知ログみたいになってます。

しかし、それでも。「はてな」というモヒカンもとい古くからのネットユーザーのコミュニティを育てたのは、今も続くはてブの存在が大きいとはいえ、その揺籃の地は確かにはてダだったように思います。改めて、長い間お疲れ様でした。

そして、ブログを含めた個人サイトという存在自体がどうにもSNSによって影が薄くなってきていますが、今回の私の日記は極端な例かもしれないとは言え、「自分ではどうにもならない商用サービスの終焉によって死ぬ」という事態は少なくとも避けられる、ってのは一つの存在理由だよなぁと改めて思うた次第です。いやまぁ古くから続いてきた「ホームページサービス」も今や死屍累々で「個人サイト」が残らない問題は顕在化してるけどさ! さ!

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